凄い人 その7
■ボーランド・インターナショナル社
昔も今も、カーンは業界の慣習やら通念やらと戦っています。
戦うことが、信念なのです。
そして彼の手になる新しいソフトウェアも、常に業界の通念の一歩先を行きます。
カーンは言ったそうです、業界は今まで、ソフトウェアに高い値段をつけすぎてきた、
「我われは欲張りすぎてはいけない。高価格のソフトウェアを少し売るよりは、手ごろな値段で大量にさばくほうがよい」のだと。
カーンはまた、個人の創造力を信じていました。
「よいソフトは、会議からは生まれない」。
そして「大きなソフトウェア会社は、MBAの肩書をもつエリートによってのみ作られる」とも思わない。
「使う人とコンピュータのインターフェイスについての実践的な知識が必要だ。難しいのは金を見つけることじゃない。適材を見つけることだ」とカーンは言ったそうです。
ボーランドが今日まで独立1独歩の社風を維持し、世界中から技術とマーケティング畑の逸材を集めることができたのは、カーンのこんな理念があればこそでした。