凄い人 その5
■ボーランド・インターナショナル社
ソフトの商品寿命はふつう2、3年、長くて5年といわれます。
その間に次のヒット商品を開発できなければ、今の「有力」企業に明日はありません。
ボーランドはちがいます。
84年6月、まだターボ・パスカルが売れ続けているうちに、第2弾の主力商品サイドキックを発売しています。
もともとはボーランドの社員が社内利用目的で開発した情報整理ツールです。
メモ帳にもなればカレンダー、計算機、自動ダイアル装置にもなるソフトで、コピー・プロテクションなしでわずか84ドル95セント、たちまち類似ソフト中のトップに躍り出ました。
続いてきたのがソフトウェア業界に大きな衝撃を与えたターボ・ライトニングです。
これは電子情報へのアクセスと検索を可能にする簡易ソフトで、パソコン用の辞書のようなものです。
8万3千語のスペリングをチェックする辞書と、5万語のシソーラスが入っているが、会計や医療、不動産、歴史などの専門的辞書を収めることも可能でした。
他の広く使われているソフトウエアの大半と互換性があることも、ライトニングの市場を大きくしています。