凄い人 その3
■ボーランド・インターナショナル社
高性能で扱いやすいソフトを、手ごろな値段で提供する。
そんなアイデアだけなら誰でも思いつきます。
しかし、「それを実現できるかどうかは別問題」なのです。
その別問題を解決したのは、もちろんカーンの技術力でした。
しかし、彼の市場の読みも確かでした。
本と同じで、ソフトウェアも宿命的に「コピーされる」可能性をもっています。
しかし価格が十分に安ければ、消費者は手間をかけてコピーするより、製品を買い続けるはずだと踏んだのです。
ボーランドの副社長スペンサー・レイトンに言わせれば、「ターボ・パスカル一本の値段は69ドル、マニュアルをコピーすると73ドルはかかる」のだそうです。