つまらないテレビを見たとき
つまらないテレビを見たときもあくびは誘発される。
あくびをしているのを見たり、聞いたり、あるいはあくびの話を聞いたり、果てはあくびのことを考えたりしただけでも、あくびは誘発される。
脳の中には、一種のあくびの引き金が存在しているということだろう。
「脳の中には生まれつき、あくび検知器が組み込まれているのだ」とプロヴァイン教授はいう。
検知器の正体は何か、そしてそれが脳のどこに組み込まれているのか……。
その答えは、じつはまだ解明されていない。
つまらないテレビを見たときもあくびは誘発される。
あくびをしているのを見たり、聞いたり、あるいはあくびの話を聞いたり、果てはあくびのことを考えたりしただけでも、あくびは誘発される。
脳の中には、一種のあくびの引き金が存在しているということだろう。
「脳の中には生まれつき、あくび検知器が組み込まれているのだ」とプロヴァイン教授はいう。
検知器の正体は何か、そしてそれが脳のどこに組み込まれているのか……。
その答えは、じつはまだ解明されていない。
イヌと人間が狩りをするときも、集団でいっせいに行動するほうが成果を上げやすい。
あくびは、そうしたいっせい行動のきっかけになるのだ。
実際、あくびはあらゆる動物に共通の現象だ。
ネコもあくびをする。
ニワトリも爪先立ちをして羽をはばたかせてあくびをする。
魚もあくびをする。
しかし、あくびがなぜ伝染するかという生物学的な仕組みを説明するのは容易でない。
「伝染の原因が暗示の力にある」とするのでは単純すぎるし、人から人に飛び移る一種の微生物やオーラがあると考えるのも、いささか常識外れだろう。
伝染の理由を、進化論的に説明するとこうなる。
「あくびは、大きな集団の構成員の行動と生理を同調させる働きをする」。
たしかに、集団の個々人・状況に応じて警戒状態だったり、リラックス状態だったりする~が、同時にあくびをすると、集団としてバランスがとれ、目的にかなった状態になることがある。
あくびはまた、寝る時問を伝えるコミュニケーションの信号にもなる。
動物が多数集まった集団は、いっせいに行動する必要がある。
そのほうが、個々の動物が勝手にそれぞれの予定に従って行動するよりも効率がいいからだ。
人があくびをする主な理由としてこういっておこう。
「あくびには、人の様々なバランスを回復させる作用がある」と。
あくびには、退屈した人の目を覚まさせる働きがあるし、ストレスでヘトヘトになった入をリラックスさせる効用もある。
また、人があくびをするのは眠いからばかりではない。
不安もまた引き金になる。
これから舞台に上がろうとする演奏家は、あくびをしそうな発作に襲われがちなものだ。
さて、あくびが伝染する理由に戻ろう。
あくびを誘発させる視覚的な刺激としては、眉毛の動きのようなもののほうが効果的だった。
あくびというものは、ご承知の通り、体の各部を総動員した、きわめて複雑で大きな動きを伴う。
腕は伸び、顔は収縮し、眉の端は持ち上がり、目は細くなり、舌は後退し、中耳の圧力は外界の圧力とバランスを回復し、心拍数は増え、涙や唾液が分泌され、などなど・・・。
一度にたくさんのことが起きているので、どれか一つを抜き出して、これが原因だの目的だのと特定するのは不可能だ。
といっても、私たちは、こんな結論でお茶を濁すわけにはいかない。
典型的なあくびが起こるだいたい六秒間のうちに取り込まれる酸素の量は、同じ時間にふつうの呼吸をして取り込まれる量よりじつは少ない。
「だから、あくびをすると、酸素を補給するどころか失うことになるのだ」と教授はいう。
また、「あくびのときに扁桃が見えるほど大ロを開けることは、一種のボディ・ランゲージで、他人に視覚的刺激を与える」とするもっともらしい意見も、教授の研究によれば否定されている。
教授は口を開けてあくびをする人の顔、口を歪めてあくびをする人の顔、さらに口以外の顔の一部を動かす例をビデオに収めた。
そしてこのビデオを学生たちに見せ、「三つのうちのどれがあくびを誘発させる力があるのか」を調べた。
大口は勝てなかった。
教授は被験者の学生たちに、「歯を食いしばったままあくびをするように。
ただし、口を大きく開けたときと同じように深く空気を吸い込みなさい」と命じた。
するとあくびは短めになり、しばしば途中で中断された。
その結果、学生たちは、あくびをしたいという欲求が充分満たされなかったと報告したという。
つまり、問題は空気ではない。
呼吸の面でのあくびの効用は、深く息を吸い込むことによって、肺の奥のほうにある小さな空気の通り道が拡張され、肺胞に空気が届きやすくすることにある。
あくびの効果として、「体内の酸素が急速に増え、二酸化炭素が体外に追い出される」というのが常識とされているが、その説はもう忘れてほしい。
「その考えは大間違いだ」と、心理学を専攻するメリーランド大学のロバート・プロヴァイン教授がいっている。
ちなみに、メリーランド大学は、あくび研究のメッカの一つである。
教授は、多数の被験者に純粋な酸素を与えた。
酸素不足があくびの原因であるのなら、被験者があくびをする理由はどこにもない。
でも、彼らはなんらかの形であくびをした。
次に、通常の100倍の濃度の二酸化炭素が含まれる空気を吸わせた。
そうすると、あくびの回数が増えそうなものだ。
しかし、彼らはいつもと変わらない頻度であくびをしたにすぎなかった。
「あくびは、脳障害、脳腫瘍、脳出血、乗り物酔い、舞踏病、脳炎などの疾患の徴候であり、医学的に重要なものである」なんということだ。
この驚くべき研究発表をしたのは、1987年の『行動神経生物学』誌に論文を載せたアメリカのメリーランド大学の研究者である。
今度あくびをしたら、「落ち着け、落ち着け。
あくびの病気のリストにガンはなかった。
つまり、このあくびがガンの徴候だという可能性だけはまずないそ」と、自分にいい聞かせてもいいのかも。
しかし、リストの中のどの病気の可能性があるかを考え出すと、それだけで病気になりそうだが。
こんにちは。
前回の続きではありますが、いままでのわたしは「1日は24時間だけど、7時間は寝るから実質は17時間でしょ」的な考えの持ち主でした。
しかしながら、大げさにいえば「もうひとつの未開発の人生のステージ」があることに気づいたというわけです。
こんなわけで、いい夢のみ方については、セノイ族ならびに知人の受け売りなのですが、もしあなたの参考になれば、と思って書いてみました。
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